Mar 25, 2013


東京コレクションにて、数々のショーの撮影をさせていただきました。
その中から、今の気分にぴったりな一枚を凛々と載せます。

3月が終わろうとしています。
今月はこの東京コレクションのおかげでとても充実した日々を過ごせました。
正直ファッションショーの撮影がこんなにエキサイティングで
ドキドキするものだとは想ってもいませんでした。
デザイナー、ヘアメイク、照明、演出、そしてカメラマン
それぞれのプロフェッショナルが一つの、数十分のエンターテイメントに向かって
気持ちを、技術を持ち寄って作り上げるということがこれほど素晴らしいものだとは。
その緊張感がこれほどビシビシと伝わってくるものだとは。

僕が憧れているコレクションカメラマンが、隣で撮影をしていました。
一目見た時から分かっていたのですが、照明が落ち、ショーがスタートすると
そのシャッターを切るタイミングが、リズムがとても心地よく、同時にすごく緊張しました。
地響きのような音楽に合わせて、モデルの左足が浮く直前に聞こえる数回の心地よい音に
あっけにとられていたというのが正直なところ。


挑戦するというのは、一歩踏み出してしまえば
恐ろしくも楽しい事で、変な後腐れは一切ご無用でした。
ファッションショーは沢山の人で共有するファンタジーだなととても感じていて
それは絶対にお客さんに、作り手に新しいリアルを生んでくれる、そんな気がしています。
4月に向かおうとする今、まだ街にはでていないけれども
少し違った見え方がするで在ろう事はもう自分の中である程度分かっていて
胸が高鳴る気持ちしかない、本当に楽しみです。

ストリートを最高の形で切り抜きます、打ち出していきたい企画もあります。
手段でしかなかったカメラも、今はこんなに楽しいです。
悩みはつきませんが、少しの憂鬱も構わないです、強い気持ちはちゃんと続いてます。