May 12, 2013

http://saitoippei.com/


TALONのホームページを作成しました。
SNAPはもちろん、作品撮りや、日々のブログなども掲載します。
本日から更新はこちらで行いますので、ぜひご覧下さい。

May 10, 2013



古着のカットソーとスカート、コムデギャルソンのスリッポン。
エメラルドグリーンとさらりとした真っ白なスカートが健やかな組み合わせ。
「春、だね。代々木公園でビール飲みながら日向ぼっこしたいよね。」
そんな会話をしながら原宿でも人通りが少ない静かな道で。

May 3, 2013


何かの代用でしかない古着で、「それなりに、今っぽく」がコンセプトの着こなしに誰がワクワクするのだろう。
きっと身につけている自分でもどこかで消化不良な感じになってしまうでしょう?
ウエットな短髪が素敵、野暮ったいデニムジャケットにブリーチのデニムシャツ
テーパードの効いた霜降りのスラックスにバッシュを合わせる。
何にも代用がきかない服と、それを身につける人に出会った瞬間って感動する。

Apr 23, 2013





ぼんやり数十枚切った写真の整理をしている。
ゲラゲラ笑ってるものもあれば、どこか遠くを見てるような表情のようなものもある。
編集が終わる、blogspotに投稿する。一回書いた文章を全部消す、書かないまま載せる。

そんな事を最近は繰り返している。

彼女の話をするのであれば、出会ってまだ2回目。
何を知ってるのかと言えば、ほとんど何も知らないというのが正しい。
ただ言いたいのは、青い刺繍の入ったvintageのコートと真っ白な爽やかな靴を合わせた
このスタイリングがとても僕は気に入って、写真を撮らせてもらったということ。

もうやたらと想像で文章を書くのも嫌になってきて
かといって、想像力がなくなったわけでもないのだから少し困っている。

Mar 25, 2013


東京コレクションにて、数々のショーの撮影をさせていただきました。
その中から、今の気分にぴったりな一枚を凛々と載せます。

3月が終わろうとしています。
今月はこの東京コレクションのおかげでとても充実した日々を過ごせました。
正直ファッションショーの撮影がこんなにエキサイティングで
ドキドキするものだとは想ってもいませんでした。
デザイナー、ヘアメイク、照明、演出、そしてカメラマン
それぞれのプロフェッショナルが一つの、数十分のエンターテイメントに向かって
気持ちを、技術を持ち寄って作り上げるということがこれほど素晴らしいものだとは。
その緊張感がこれほどビシビシと伝わってくるものだとは。

僕が憧れているコレクションカメラマンが、隣で撮影をしていました。
一目見た時から分かっていたのですが、照明が落ち、ショーがスタートすると
そのシャッターを切るタイミングが、リズムがとても心地よく、同時にすごく緊張しました。
地響きのような音楽に合わせて、モデルの左足が浮く直前に聞こえる数回の心地よい音に
あっけにとられていたというのが正直なところ。


挑戦するというのは、一歩踏み出してしまえば
恐ろしくも楽しい事で、変な後腐れは一切ご無用でした。
ファッションショーは沢山の人で共有するファンタジーだなととても感じていて
それは絶対にお客さんに、作り手に新しいリアルを生んでくれる、そんな気がしています。
4月に向かおうとする今、まだ街にはでていないけれども
少し違った見え方がするで在ろう事はもう自分の中である程度分かっていて
胸が高鳴る気持ちしかない、本当に楽しみです。

ストリートを最高の形で切り抜きます、打ち出していきたい企画もあります。
手段でしかなかったカメラも、今はこんなに楽しいです。
悩みはつきませんが、少しの憂鬱も構わないです、強い気持ちはちゃんと続いてます。

Mar 13, 2013


春の兆し、風のつよい日に撮らせてもらった看護師の女性。
ホワイトデーにあげるものを買い物中だとか。
(男性が女性にあげるのがホワイトデーだから少し動揺したのだけど)
「職場ではみんなでプレゼントを交換するっていうのが定番なんです。
でも、何をあげたら喜ぶんだろうってずっと考えてて、、」
僕も結構真剣に考えたんだけど、あんまり名案は出てきそうもなくて。


不安だった昨日が、嘘の様に晴れていく明日の事

Mar 12, 2013



祐天寺の古着屋steefで働く同い年の女の子

出会いは出会いを繋げてくれる
繋がったことだけに満たされてしまうような陳腐なものじゃないって
はっきり言える関係は、そういくつも無いって本当に思う
大事なのは毎日の様に飲み歩く友達じゃなくて
お互いが別々の毎日をひしひしと歩んでいることだ
お互いが少しの憂鬱を溜めては吐いてを繰り返していることだ
そして何処かのタイミングで重なり合って、笑えればいい

Mar 11, 2013


曖昧な気温の夜、静かな街の高架下

自分に沿って出来上がったスタイルに気づくとき
気にかけていたしょうもない物事はスッと抜けていくように

Feb 28, 2013


居心地がよくなって、馴れてしまって
いつも見ている風景も、人も、色を失ってしまったように感じて。
そんなことを思っていると、ふとした瞬間に気づくことがある。
きりなんてない、考え出したら止まらなくなってる、だから始めたんだってこと。
嫌いになんてなれない、「結局自分次第」なんて当たり前のことを、もう一度自分に定義する。

Feb 14, 2013


積もれば積もるほど、はしたないと自分を憎んで
捨てれば捨てるほど、泣きながらまた拾い集める

「もらいたい」はずが、あげていて
「あげた」はずが、もらっている

来月までは待てない
今、交換できたらいいなと思う

-Happy Valentine

Feb 11, 2013


「たまたま」で成り立っていること。
この子がニコッと笑った瞬間、キャットストリートを隔てたここで。

Feb 10, 2013



CITY BOYを撮らせてもらった。
9分丈のスウェットパンツ、全体に散らばせたネイビーに真っ赤な靴下
ペンやクラッチバックはもちろんのこと、レザーの手袋など小物も紳士的に。
意外とまったりした優しいトーンで話す彼は
このあと街で何度かすれ違うことになるんだけど、その度ニコリと微笑む。


意外としょうもない理由で持ち合わせてしまった憂鬱を
ポップミュージックで吹き飛ばしたいところだ、突き抜けたやつが聞きたい気分なんだ
綺麗さっぱり忘れたいところだけど、どうせまたやってくることは知ってるさ、構わない
音楽と酒とファッションが必要なんだ


Feb 9, 2013




女の子でこの春気になるのは、まさに彼女みたいな海外の学生的な着こなし
カレッジスウェットにチェックのスカート、真っ赤なPENTAXのカメラを持った女の子
TOKYO BOPPERで働いていて、街に出てBOPPERを履いてる人を捜して撮らせてもらってる途中


冷たい風に、負けそうになりながら撮る一枚
ゆっくりゆっくり何度も練り返す一行
単純な言葉でいい、難しい言葉でもいい
ちゃんと伝わるようには、せめて、書きたい


Feb 2, 2013




よく晴れた午後、代官山の蔦屋書店の前で撮らせてもらった一枚

写真を撮る事、楽しい
文章を書く事、意外と楽しい(読む方が好きだ)
人と喋る事、面倒なときもあるけど好きだ、大人数は居心地悪い
それでも僕の醍醐味は、ファッションすること、他の誰かじゃなくて「プレイヤー」であること

Jan 31, 2013


リゾート感のあるキャップとベンチコートがストリートに成りうる組み合わせ
久しぶりに撮らせてもらった彼は、やっぱりコロコロ服装は変わるけど
すごく新鮮な組み合わせでファッションを楽しんでいる


背を伸ばしてみると、いや伸ばし続けていると
いつのまにかそれが自分にとってのスタンダードになっていることがある
等身大という言葉が窮屈な時だってある




Jan 30, 2013


彼にとって、彼女にとって、お互いがもってるそれぞれのファッションを
二人一緒にシャッターを切るとこんなにも微笑ましくて、真っすぐなものになる

きっと分かり合えないことは、散々というくらいにやってくるのだけど
雪が降った数日前のことを、たまに思い出す日も
どうにか一緒だろうなってことは安易に想像できる、不思議なもので


Jan 29, 2013



ストリートファッションは街で呼吸を続けてる


ロングコートじゃなくてポンチョ、カラフルなニット帽が素敵な人
必死で英語で会話してたら、とにかくすごい勢いで喋ってきて圧倒されていたら
「で、僕の写真を撮りたいんだろ?」っていきなり日本語を。
「なんだー、日本語すごいうまいじゃんかー」「そりゃそうだよ、長い間住んでるからね」
意地悪だ、この人(ふたりでゲラゲラ笑ってた)




Jan 15, 2013



雪が降った。雪が降ったので、夜の下北沢を歩いてみた。
歩道には無数の足跡が続いていて、それでも人気は少なくて
じいちゃんばあちゃんが平気で車道を歩く、危ないぞと思う。


なぜかこういうときに外へでたくなるのは
誰にも見つけられない、所謂「良いこと」がおこると相場は決まっているからだ。

茶沢通りの分かれ道、古着屋「FILM」の前で。
真っ白にはつもれない、疎らな雪道の中で灯りをともすお店。
やはりこんな日には「良いこと」は起こるべきなのだ。

Jan 7, 2013


HIP HOP好きの高校生
アメリカから帰ってきて、今はファッションまっしぐら
土臭くて、ダサくて、でもきりっとした眉と目に髪の毛を
かきあげてかぶった真っ白なニット帽

誰も知らない誰かのストーリーを、あなたのリアルに焼き付くように
ちゃんとあなたにとってのファッションがありますように